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どちらも「全身5回」なのに、見積額が違う。安いほうを選ぶ前に、顔やVIOも同じ範囲に入っているか確認しましたか。
比較の出発点は、自分が希望する部位を決めて、同じ範囲・回数・費用項目を並べることです。契約回数は、希望する仕上がりが保証される回数とは別に考えます。顔・VIOを含む範囲や追加料金など、見積書で比べる項目を紹介します。
「全身」という名前より、含む部位を見る
例えば湘南美容クリニックの公式料金表では、女性向けの全身コースが、顔・VIOを含むもの、顔を加えたもの、VIOを加えたもの、顔・VIOを除くものに分かれています。
他の医療機関も同じ区分とは限りません。「全身」「顔」といった見出しだけでなく、照射範囲の図、除外部位、注記まで確認します。男性向けと女性向け、院限定と共通プランなど、対象条件が違う料金を混ぜないことも大切です。
最初に希望部位を書き、含まれない部位には「別料金」「今回は不要」「確認中」のいずれかを記入すると、説明を受けるときに迷いにくくなります。
見積書を横に並べる7つの欄
下表は当サイトが作成した比較用の確認表です。実際の条件は、予約する医療機関の書面と説明で確認してください。記載がない項目を無料・無期限と解釈しないようにします。
表が画面に収まらない場合は左右にスクロールできます。キーボードでは表を選んで左右キーで移動できます。
| 比較する欄 | 書き写す内容 | 確認する質問 |
|---|---|---|
| 対象部位 | 希望部位ごとの含む・含まない | 顔、VIO、うなじなどの境界はどこか |
| 回数の数え方 | 部位ごとの契約回数 | 全身を別日に分けた場合はどう数えるか |
| 費用の範囲 | 税込総額と含まれる項目 | 麻酔、剃毛、診察などに追加料金があるか |
| 通う条件 | 対象院、予約方法、案内された間隔 | 希望する曜日や時間に通えるか |
| 期限 | 契約期間、消化期限、延長の条件 | 期間内に終わらない場合はどうなるか |
| 変更・取消 | 予約変更期限と消化扱いの条件 | 当日の体調や肌状態で受けられない場合はどう扱うか |
| 追加・終了 | 追加施術の料金と中途解約の条件 | 回数終了後に追加する場合、別契約になるか |
施術を受けられるか、どの程度の間隔が必要かは、診察と医療機関の説明で確認する項目です。予約枠の空き状況とも分けて考えます。
1回あたりの金額を出す前に、分母をそろえる
たとえば、次のような場面を考えます。仮に希望が「体の対象範囲と顔」で、両案とも各部位5回、その他の費用条件も同じだったとします。
表が画面に収まらない場合は左右にスクロールできます。キーボードでは表を選んで左右キーで移動できます。
| 項目 | 説明用のA案 | 説明用のB案 |
|---|---|---|
| 体の対象範囲5回 | 60,000円 | 顔を含む合計80,000円 |
| 顔5回 | 追加25,000円 | 上記に含む |
| 希望範囲をそろえた合計 | 85,000円 | 80,000円 |
| 合計を5回で割った参考値 | 17,000円 | 16,000円 |
A案の60,000円だけを見れば小さく見えますが、この仮定では希望範囲をそろえると合計はB案を上回ります。一方、顔を希望しない人には別の比較になります。不要な部位を足して「お得」にする必要はありません。
この割り算は、契約内容の比較のための参考値です。1回ごとの実際の請求額、施術を受けるための来院回数、効果の大きさを示しません。分割払いの場合も、月々の支払額とは区別します。
同じ5回でも、通う費用を足すと選び方が変わる
上のA案85,000円・B案80,000円に、通院の条件も加えてみます。以下は編集部作成の追加の説明用の例で、どちらも5回来院で終わると仮定します。
- A案:往復交通費600円×5回=3,000円。契約額と合わせて88,000円。
- B案:往復交通費2,000円×5回=10,000円。契約額と合わせて90,000円。
契約額はB案が5,000円低くても、この条件の合計ではA案が2,000円低くなります。診察だけの日や部位を分ける来院が必要なら、その回数も足します。この例に含めていない追加料金、駐車代、休暇の取りやすさは自分の条件で整理してください。
金額がそろったら、希望する曜日、初回の空き、案内された施術間隔、契約期限を同じ紙に並べます。5回の予約予定と、一度延期した場合の完成例を使うと、費用比較から「自分が通えるか」の確認まで進められます。施術間隔は医師の説明をもとにし、安くするために詰めて決めません。
国民生活センターの注意喚起にも契約期限のトラブル例があります。予約の見通しと期限が書面で確認できるまでは、比較欄を「未確認」のままにして質問を残しましょう。
契約回数と、診察で相談する目標を分ける
回数の多さだけで、自分に合う施術かどうかは決まりません。「どの部位の、どんな状態を希望するか」を伝え、見込める変化と限界、リスク、途中で状態を確認する方法を医師に尋ねます。
厚生労働省の美容医療の確認事項も、期待どおりの効果が得られない場合があること、効果だけでなくリスクや他の選択肢の説明を受けることを挙げています。また、自由診療の説明と同意に関する通知では、効果の個人差や費用、解約条件などについて丁寧な説明を求めています。
契約前には「この回数で足りる」とだけ聞くのではなく、「何を目標に、その回数を提案していますか。途中で希望や肌の状態が変わったら、どう相談できますか」と尋ねると、数字の前提を確かめやすくなります。
持ち帰るのは、価格の写真だけではない
見積書には、確認日、院名、プラン名、対象部位、回数、総額、未確認事項を残します。部位図や条件のページも、どの説明に対応するか分かる形で控えます。説明後にプランが変わった場合は、古い金額と新しい対象範囲を組み合わせないようにしてください。
記入例:プラン変更前後の条件を混ぜないメモ
以下は上のプランAを使った練習例です。
- 初回メモ:全身5回・顔なし、総額60,000円。顔も希望するため、この条件だけでは比較しない。
- 変更後メモ:全身5回60,000円+顔5回25,000円、合計85,000円。顔を加えた説明日と、対応する見積書の版を記録。
- 未確認欄:剃毛の追加費用、予約変更の期限、通える期間。空欄や0円にせず「未確認」と書く。
「顔あり・60,000円」と転記すると、古い金額と新しい範囲が混ざります。変更があったら、範囲・回数・金額を一組で書き直し、古い版は「比較に使わない」と区別します。
そのまま使える質問は「この見積書の版で、顔を含む各部位の回数と支払総額は合っていますか。未確認の追加費用と期限も書面で確認できますか」です。回答日と回答内容を追記してから、ほかの候補と比べてください。
未確認欄が残っている間は、比較の結論も保留にできます。料金以外の質問を整理したい場合は、美容医療のカウンセリング質問リストも利用してください。
出典確認:2026年10月3日。個別の料金・対象範囲・契約条件は申込前に最新の公式案内と書面で確認してください。


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