顔のほくろを取りたいけれど、夏が終わるまで待ったほうがよいのか。年末の休みに合わせれば人目を気にせず過ごせるのか。そんなふうに施術の時期を考えている人に関係する調査が公表されました。
ほくろ除去を検討したことがある、または検討中の300人への調査で、78.3%が、施術に適していると思う季節として秋冬を選びました。ただし、これは「秋冬に受けたい・適していると思う」という意識の調査です。秋冬に施術した人の傷あとが、春夏よりきれいになったという調査ではありません。
私たちは、秋冬を選ぶ考え方には生活上の利点があると考えます。夏の強い日差しや海・プールの予定を避けやすく、年末年始に休める人なら、施術直後に人と会う機会も減らせるからです。一方で、「冬だから安心」と考えて日焼け対策を早く終えるなら、その利点を生かせません。施術日は冬でも、傷あとを守る期間は春や夏まで続くことがあります。
年末に休める人なら、施術直後を自宅で過ごしやすい
ICクリニックの運営法人が10月22日に公表した調査は、20〜60代の男女300人を対象に、10月5〜14日にインターネットで行われました。公表文は、秋冬が選ばれる背景として紫外線や年末年始の休暇に触れています。ただし、回答者全員がその理由を選んだと確認できる結果ではありません。
考えられる理由を、実際の生活に置き換えてみます。顔に保護用のテープなどを貼る必要がある場合、接客や人に会う仕事が数日休みなら、仕事中の見た目を気にする負担は減るかもしれません。夏休みに海やプールへ行く予定が多い人も、そうした予定の少ない秋冬のほうが、医師から説明されたケアを続けやすいでしょう。
これは季節による治療効果の断定ではなく、予定を組みやすいかという評価です。年末年始こそ忙しい人や、冬に屋外で過ごす時間が長い人には、同じ利点が当てはまるとは限りません。
12月に取っても、春の外出では傷あとを守る
英国の公的医療サービスNHSの傷あとケア案内は、傷あとを少なくとも1年間、日光から守るよう勧めています。一般的な傷あとの案内であり、自分のほくろ除去後に必要なケアは、治療方法や傷の状態によって担当医に確認する必要があります。それでも、「冬に取れば、紫外線を気にするのは冬の間だけ」という考えが合わないことは分かります。
保護テープや通院が必要な期間を聞く。医院の年末年始の休診日と、困ったときの連絡先も確認する。
傷あとを日光からどう守るか、帽子・保護材・日焼け止めの使い方を医師に確認する。
傷の状態と医師の指示を確認し、日光を避ける方法も含めて予定を立てる。
たとえば「12月28日に施術して、1月4日から接客に戻りたい」なら、その日程を診察でそのまま伝えます。「年末なら休めます」だけでは、休み明けにテープが残る可能性や、休診中の通院を相談しそびれるかもしれません。春の旅行予定もあれば併せて伝えると、施術直後だけでなく、その後の過ごし方まで具体的に相談できます。
秋冬がおすすめかは、自分がケアを続けられるかで判断する
今回の78.3%という結果は、秋冬を選びたい人が多いことを示しています。私たちの評価は、休暇を確保しやすく、医師から説明された傷の保護と通院を続けられる人には、秋冬は検討しやすい時期というものです。季節名だけで予約するのではなく、「休み明けに仕事へ戻れるか」「医院が休診の間に困らないか」「春夏も日光から守れるか」を自分の予定で確かめてください。
一方、ほくろの色や大きさが変わった、色むらがあるなどの変化がある場合は、秋冬まで待つ話ではありません。慶應義塾大学病院の解説も、そのような場合の早めの受診を勧めています。まず皮膚科で診てもらい、美容目的で取るかどうかや時期は、そのあとに相談しましょう。


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